センス
- kuukan

- 2023年10月19日
- 読了時間: 3分
ボールを離す瞬間に表れるセンス。
誰のためのタイミングたのか?
受ける人のためなのか?
自分が切羽詰まったからパスなのか?
このセンスがない子達がパスを回すとボールが爆弾に見えてしまう。
【footballにおいてボールは希望だ】
相手を騙して扱って動かして少しでも受け手のストレスを減らしてボールを繋ぐ。
そんなことはわかっていてもできている選手がどれだけいるか?
ここには『駆け引き』というスキルが必要なんだが、駆け引きはボールを多く触ったり、ドリブルする!ということとは異なる。
ワンタッチ[トカ]が重要なスキルだと考えている。
リレーショニズム
また新たな言葉書くが、言葉自体は覚えても覚えなくてもOK。
この間のチャンピンズリーグ準決勝1stレグの試合を見ても感じたレアル・マドリードのリレーショニズム。局面の打開の巧さ‼︎
ルーツは?南米にあり‼︎
リレーショニズムとは
「ピッチを均等に埋めるポジションの概念を捨て、選手間の距離を近くしながらワンツーやスルーなどのコンビネーションプレーで突破を試みるスタイルと、それを可能にするための組織的な配置を試みる戦術」
体現者として挙げられやすいのが、南米のクラブチームや代表チーム。
特にブラジルやアルゼンチンのように圧倒的な個が集う後者では古くから突破が不可能に思える密集地帯を、理不尽に思えるほどの強力なコンビネーションで打開して得点を重ねてきた。
ポジショナルプレー的な思考では理にかなっていないような選手同士の距離感でゴールまで到達してしまうのは摩訶不思議とされてきたが、それを理論体系化しようとしているのがリレーショニズムなのだろう。
このようなプレーが南米で広く見られるのはなぜなのか。ペルーにルーツを持つ育成指導者の知人に話を聞いてみたところ、ストリートサッカーの文化に由来するそうだ。
例えばペルーやチリでも“ピチャンガ”(Pichanga)と呼ばれるストリートサッカーが定着している。
フットサルほどの広さのコートで行う5対5あるいは4対4のことで、審判はいたりいなかったりとルールは様々だが、どんなストリートサッカーでも変わらないのはお金を賭けるという特徴だ。
だから遊びと言っても真剣勝負。大人も子供も関係なく罵り、削り合って勝利を目指す。
やるかやられるか。そんな高いテンションとインテンシティの中、ボールロストを避けるために飛び交うのは“トカ(Toca/ワンタッチ)!”という言葉だ。
ワンタッチを多用しながら生み出した隙間のスペースに味方が走り込む。そしてまたワンタッチで守備網を突破する。そうした日常的に行う本気の遊びの中で磨き上げられたスキルの一つがワンツーである。
football選手はボールが足から離れる瞬間に全てのセンスが問われる。





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