個の育成って何?
- kuukan

- 1月23日
- 読了時間: 3分
「賢い選手」と「上手い選手」は違う
「戦術的に賢い選手で、サッカーが下手な子はいない」
ここで言う「サッカーが上手い」とは、技術力だけの話ではありません。フットボールを理解し、状況に応じた正しい判断ができることを意味します。
逆に、こんな選手もいます。
「ボール扱いはめちゃくちゃ上手いけど、サッカーは下手な選手」
なぜか?「いつ」「どこで」「なぜ」そのプレーをするのか、文脈が繋がっていないからです。判断が悪ければ、どんなに技術があっても良い選手とは言えません。
スペイン式の考え方:技術は戦術の中で育つ
スペインでは、技術トレーニングを単独で行うことはほとんどありません。
戦術的な練習の中でボールを触り続けることで、自然と技術も向上する
これがスペイン式の基本的な考え方です。
重要なのは、戦術的な練習の中で技術を伸ばすことはできるが、逆はできないということ。技術だけを磨いても、戦術理解は深まりません。
サッカーは「選択し続けるスポーツ」
フットボールの本質は、常に変化する状況の中で最適な選択をし続けることです。
相手の位置は刻々と変わる
味方も動いている
交代選手が入れば状況も変わる
スコアによって求められるプレーも変わる
こうした状況で「自分がどうプレーすればチームに貢献できるか」を考え続けられる選手が、賢い選手なのです。
賢さは育成できる
試合映像を撮っていますか?
特に小学生年代のチームでは、試合映像を撮って振り返ることが重要です。
チェックするポイントは技術面ではなく、戦術面です。
立っている位置は適切だったか?
他にどんな選択肢があったか?
なぜそのプレーを選んだのか?
できれば上から撮影した映像が理想的。全体像が見えるので、自分の立ち位置が正しかったか分かりやすくなります。
パターンの蓄積が直感を生む
元スペイン代表のシャビに関する興味深い研究があります。
NHKの番組で、シャビと一般的な選手の脳の動きを比較したところ、シャビは「考えていなかった」という結果が出ました。
これは天才的なひらめきではなく、膨大なプレーパターンが蓄積されていたからです。
子供の頃から様々な状況を経験し、失敗も重ねながら、何百、何千というパターンを記憶している。だから直感的に最適な選択ができるのです。
育成年代でできること
試合映像を活用する
上からの映像で全体を見る
戦術的な観点で振り返る
選手と対話しながら選択肢を増やす
パターンを蓄積させる
「このパターンはこうすべき」と記憶させる
次に同じ状況が来たとき、より良い選択ができるようになる
公式戦の経験を重ねる
緊張感のある試合での経験が記憶に残る
リーグ戦を通じて同じ状況を何度も経験する
日本人選手の可能性
日本人は本来、考える力や賢さを持っています。
ただ、それを引き出すようなアプローチを、私たちコーチ側がしていないだけかもしれません。
戦術的な観点からの指導を増やすことで、日本の選手たちはもっと伸びる可能性があるのです。
戦術的に賢い選手を育てるには:
技術と戦術を分けず、戦術的な練習の中で技術も伸ばす
映像を使って状況判断を振り返る
パターンを蓄積させ、直感的な判断力を育てる
選手との対話を通じて、選択肢を増やす
サッカーは11人でやるスポーツ。一人ひとりが状況を理解し、最適な判断ができるようになることが、チーム全体の向上につながります。
ブラクラはこのことにフォーカスして指導を心がけています。
選手を変え、試合の結果を変える。
試合の結果が変わるとできる経験が増える。
この経験を増やすためにも選手の育成が必要だと感じている
経験は見られる経験!
それを最優先に考えている。






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