勝利と育成の両立:サッカーにおける魅力的な人材育成の実践
- kuukan

- 1月7日
- 読了時間: 3分
サッカーの指導現場で最も難しい課題の一つが、「勝利」と「個の育成」の両立です。多くの指導者がこのジレンマに悩みますが、実はこの二つは対立するものではなく、相互に高め合う関係にあります。
なぜ両立が必要なのか
短期的な勝利だけを追求すると、選手は限定的な役割に固定され、成長機会を失います。
一方で、育成だけに焦点を当てると、勝負の厳しさや本気で戦う経験が不足します。
真の人材育成には、両方の要素が不可欠なのです。
具体的な両立の方法
1. 試合での役割をローテーション化する
例えば、攻撃的なポジションを得意とする選手にも、守備的な役割を経験させます。
これにより、選手は多面的なスキルを身につけながら、チームの勝利に貢献する方法を学びます。
U-15以下のチームであれば、月単位で役割を変更し、シーズンを通じて複数の役割を経験させる計画を立てます。
2. トレーニングと試合で異なるチャレンジを設定
週中の練習では、選手の弱点克服や新しい技術習得に重点を置きます。
週末の試合では、練習で磨いたスキルを実戦で試す機会として位置づけ、結果も大切にします。
例えば、ある選手が左足のキックに課題があれば、練習で集中的にトレーニングし、試合でも意識的に左足を使う場面を作り出します。
3. 「プロセス目標」と「結果目標」を併用
チームに「全国大会出場」という結果目標を掲げつつ、各選手には「1対1で優位に立つ」「ボールを失わない判断力」といったプロセス目標を設定します。
試合後のミーティングでは、スコアだけでなく、個々の成長も等しく評価します。
4. 失敗を学びに変える文化を作る
勝利を目指しながらも、挑戦的なプレーでの失敗を責めない環境を作ります。
例えば、ドリブル突破に失敗しても、「チャレンジ自体は良かった。次はタイミングを変えてみよう」とフィードバックします。
ただし、努力不足や準備不足による失敗は明確に指摘します。見極める目が重要になります。
5. 試合の位置付けに応じた戦略を持つ
リーグ戦の序盤は育成要素を多く取り入れ、決勝トーナメントでは勝利により重点を置くなど、柔軟な方針を持ちます。
大事な試合前には「今日は全力で勝ちにいく。学んだことを全て出し切ろう」と明確に伝え、選手の意識を統一します。
魅力的な人材育成の本質
このアプローチで育つ選手は、技術だけでなく、困難に立ち向かう精神力、チームのために考える思考力、そして何より「勝つために成長し続ける」という主体性を身につけます。
勝利は選手のモチベーションを高め、育成は持続的な勝利の基盤となります。
両方を追求することで、試合で輝くだけでなく、サッカーを離れても活躍できる人間力を持った選手が育つのです。
指導者として大切なのは、目の前の一試合だけでなく、選手の5年後、10年後を見据えた視点を持つこと。
だからと言って負けていいということは一切ないと思っています。
長期的な視野こそが、真に魅力的な人材を育てる鍵となります。
この感覚を大事にしながら、自分なりの育成を追求していきます。
ゲート理論、数的優位理論、位置的優位理論、テクニック理論、空観理論、視野理論、駆け引き理論、可変理論…
今それをまとめていて、選手達の知識がプレーを進化させるポイントを探って研究を重ねていきます。
ブラクラはここからさらに進化を目指します。






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